SOU AZUL アフロブラジルショー@横浜象の鼻パーク
2025年6月21日(日)、横浜・象の鼻パークにて SOU AZULのアフロブラジルショー を披露しました。
梅雨の合間の晴れ間、夏を思わせる強い日差しの中、多くのお客様に足を運んでいただきました。
会場の海風とともに、太鼓の音が横浜の空へと響き渡り、まるでブラジルのフェスティバルにいるような雰囲気に包まれました。

ショーの開幕 ― 歌とリズムから始まる祈り
オープニングは歌とリズムで幕を開けました。
太鼓の響きに合わせて声を重ね、会場全体の空気を一気に引き込みます。
プリミティブなアフロリズムは、聞く人の体を自然と揺らし、観客の表情もみるみるうちにほぐれていきました。
「Axé!」の掛け声とともに、ステージと客席がひとつになり、エネルギーが波のように広がっていく瞬間でした。

オリシャへの感謝 ― 横浜の海と風にのせて
続いては、アフロブラジルのスピリチュアルなリズム。
オリシャ(神々)に捧げる音と踊りを通じて、横浜の海と風、そして日々の挑戦や戦いに感謝を込めました。
普段の生活ではなかなか言葉にできない「感謝」や「祈り」を、リズムと身体を通して表現する。
それこそがアフロブラジル文化の力であり、観客の皆さんにもしっかり届いているのを感じました。



マクレレ ― 華麗で力強い戦いの表現
中盤では、マクレレの演舞。
木のバチを力強く打ち合わせる音が響き渡り、華麗で迫力ある戦いの再現に会場から歓声が上がりました。
リズムに合わせた力強い動きは、ただのパフォーマンスではなく「歴史を物語る舞」。
観客の皆さんは息を呑み、目を離せない様子で見守ってくださいました。

フィナーレ ― リズムを共に奏でる喜び
最後は会場にいる皆さんも巻き込み、一緒にリズムを奏でて踊るフィナーレ。
太鼓を叩く人、体を揺らす人、手拍子をする人…。
一人ひとりが自然に参加者となり、音と動きでつながる時間となりました。
「見る」だけでなく「一緒に体験する」ことで、会場全体が大きなコミュニティのように温かく包まれていきました。
この瞬間こそが、アフロブラジル文化の真髄 ― 境界を超えて人と人をつなぐ力だと改めて感じました。

終わりに
SOU AZULのアフロブラジルショーを通じて、横浜の海と空、そして皆さまと一緒に大切な時間を過ごすことができました。
足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
これからも音楽とダンスを通して、ブラジルの文化のエネルギーと喜びをシェアしていければと思っています。
また次のステージでお会いしましょう。
