小林由美子さん

📌 主な出演歴
・浅草サンバカーニバル
・紅白歌合戦(バックダンサー)
・SMAPドームコンサート
・CM「のどごし生」
・スポーツクラブでのインストラクター
・ホテル・レストランでのサンバショー

サンバが“生活”になった日

「サンバがなかったら、どんな人生を歩んでいたと思いますか?」という問いに、「考えられないですね。きっと、どこかでまたサンバに出会っていたと思う」と即答するゆみさん。サンバの魅力は“自由さ”にあるといいます。正解を押し付けられることなく、自分で感じて、表現できる。だからこそ「型にハマらない表現」が自分に合っていたのだと語ります。20年以上踊っていても、思い通りにいかないことがある。それでも“それが面白い”と笑うゆみさんの姿に、踊り続ける理由がにじんでいます。

サンバを通じて最も変化したことを尋ねると、「自分を外から見られるようになったこと」と話してくれました。踊っている自分を客観視する“もう一人の自分”の存在に気づき、「今の動き、ちょっと違うな」「ここはこうした方が良いかも」と修正できるようになったといいます。この視点は、サンバだけでなく、日常のコミュニケーションや自己理解にも影響を与えているそうです。

サンバとともに生きる

最後に「ゆみさんにとって、ブラジルとは? サンバとは?」と尋ねると、「うーん…もう、自分の一部かも」と、少し照れくさそうに笑いました。踊り続けてきた年月の中で、サンバはただの文化ではなく、自分の呼吸そのものになっていたのかもしれません。これからも彼女のリズムが、多くの人に元気と自由を届けていくことでしょう。